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【家づくりコラム】⑯住宅ローン-1

2022.10.11

コラム③④「資金計画」でもお話ししたように、
住宅ローンについては、「貸してもらえる金額」ではなく、「返せる金額」を知ることが大切です。
そして、この金額には、外構工事、家具・家電費用、電話やインターネット工事などの通信工事費、その他にも別途工事とされているものなどは含まれません。
また、住宅ローンがおりるタイミング前までに支払いが必要になってくる設計料や工事費の1回目の支払いなどは自己資金が必要となりますので、すべてをローンでまかなえるわけではありません。

むやみに借りることは、返済に苦しむことにつながりますし、たとえローンの期間を長くして月々の返済額が小さくても、長期間の借金はそれだけ長い間利息を支払い続けることになるからです。

まず、住宅ローンにはどんな種類があるのでしょう。
住宅ローンは、①「公的ローン」②「準公的ローン」③「民間ローン」の3つに大別することができます。

①「公的ローン」には2種類あります。

1、「財形住宅融資」
会社などで1年以上継続して財形貯蓄をしている55歳未満で、申込日2年以内に預け入れをしており、の残高が50万円以上であることが利用条件。金利は低めで、後で触れる「フラット35」や「民間ローン」との併用ができますが、5年固定の変動金利で5年ごとに見直しがあり返済額が変わります。

2、「自治体融資」
その自治体に一定期間以上居住または勤務していることなどが条件で、金利は低めです。
ちなみに富山県では住みよい家づくり資金融資が挙げられています。
ご自分のお住まいの地域にこのような制度があるかどうか調べておくのが良いと思います。

②「準公的ローン」には、住宅金融支援機構と民間が提携する「フラット35」があります。

「フラット35」の仕組みは、少しややこしいのですが、住宅信用機構が住宅ローン債権を民間金融機関から買い取り、証券化しています。
※証券化とは、金融機関から買い取った住宅ローン債権を信託銀行に信託し、それを担保として資産担保証券を発行し、投資家から債券発行代金を受け取ることにより、住宅ローン貸し出しのための資金を調達します。
借りる側としては、固定金利で資金を受け取った時の金利が返済終了まで変わらず、返済額も一定なので安心です。そして、融資のリスクは機関投資家が負っているので、保証人を立てる必要がなく、保証料も無料です。
また、「フラット35」は、物件に対する融資なので、利用するためには住宅が一定の条件を満たす必要があります。その一方で、借りる人に対する条件はゆるやかで、民間のローンのような厳しい審査がないため、収入が安定しない人でも比較的利用しやすくなっています。

③「民間ローン」は主に銀行や信用金庫、ろうきん、JAなどが商品として持っています。
「民間ローン」は、基本的に人に対する融資です。ローンを申し込むと一定の審査を受けなければなりません。その際に、クレジットカードの返済滞納や自動車の返済などで多額の借金がある場合、年収や勤続年数も考慮され、収入が安定しなかったりする場合、融資を断られることもあるようです。

以上のように住宅ローンにはたくさんの種類があり、どのように比較すればよいのか迷ってしまいますよね。住宅ローンを考慮するうえで、わかりやすくて重要なのは金利の低さではないでしょうか。
ここで、住宅ローンの金利について触れておきます。

住宅ローンの金利は、借入額の金利が返済終了まで一定の「固定金利」、一定期間おきに金利の見直しがあり、返済額の見直しがある「変動金利」、3年、5年、10年などおおきに金利を固定し、その期間が過ぎると金利が見直される「固定金利選択型」の大きく3つのタイプに分かれます。
ローンの比較をする際には、同じタイプ、同じ固定期間で金利を見て下さい。金利の違いで返済額の負担は大きく変わってきますし、金利は世の中の状況で左右しますから、目先の数字だけではなく長い返済期間を見込んで計画を立てていきたいものです。

もう少し、住宅ローンを借りる際の必要書類や諸費用などについてお話ししたのいのですが、長くなりましたので、その2につづきます。